お墓が完成し納骨の段になったら、「開眼供養(かいげんくよう)」を行います。開眼とはその字のとおり、こころの眼を開く、すなわち仏の眼差しを注ぎ込むという意味です。したがって、お墓に限らず、仏像や仏画なども開眼供養を行って初めて尊いものになります。
お墓を建てたときも同様の趣旨で開眼供養を行い、「入魂式」「み魂入れ」「お性根入れ」などとも呼ばれます。
開眼供養の時期は明確に定められていはいませんが、通常は故人の四十九日の忌み明けか年回忌、あるいはお墓の完成に合わせて行います。
僧侶にお経をあげてもらい、故人に供物を捧げたのち納骨を行います。通常は、納骨・魂入れ・建碑祝いを同時に行います。